最近流行りの「CBD」ってなに?
最近、化粧品やグミなどにも「CBD成分配合」というように銘打っている商品をよく見るようになりました。このCBDって一体どんな成分なの?というところを今回は解説します。
CBDとは
カンナビジオール(CBD)とは、大麻草の樹脂の中にできる天然の化合物なんだそうで
す。実は大麻草には、何千年も昔から薬として使われてきた長い歴史があります。現
在、CBDが持つ健康効果が、世界中の科学者や医師によって試され、実証されようとし
ています。植物性カンナビノイドは大麻草だけにできるもので、大麻草が持つさまざま
な医療効果を生み出しているそうです。
そのCBD成分が日本企業にも注目され始めて近年美容品や食べ物にふくまれるようにな
った、という流れになっています。
CBDの効果
CBDは、人間の生物学的な機能に深いところで働きかけることで、慢性疼痛、不安、炎
症、うつ病、その他さまざまな疾患に効果を発揮することが期待されています。
その他にも以下のような疾患に対する効果が期待されています
- 自己免疫疾患(炎症、リウマチ性関節炎など)
- 神経疾患(アルツハイマー病、認知症、パーキンソン病、多発性硬化症、てんかん、ハンチントン病、脳卒中、外傷性脳損傷など)
- メタボリック症候群(糖尿病、肥満など)
- 神経精神病(自閉症、ADHD、PTSD、アルコール依存症など)
- 消化管疾患(大腸炎、クローン病など)
- 心血管機能障害(アテローム性動脈硬化症、不整脈など)
- 皮膚疾患(にきび、皮膚炎、疥癬など)
様々な効果が期待されていますね!
CBDの課題
CBDの最大の課題は何といっても大麻草から抽出された成分なので「薬物に類似した怪
しいもの」というレッテルを張られてしまうというところにあります。世界的には大麻
を合法化していくという大きな流れが生まれていて、アメリカの一部やカナダではすで
に合法化されています。しかし、日本人にとってはやはり芸能人が大麻で逮捕されてい
たりと、依存性の高い薬物であるという印象が強いように感じます。これからCBDの医
学的な効果が発揮されて一般に浸透していけばそのイメージを打ち砕くことができるか
もしれません。
CBDまとめ
結局CBDというのは大麻草から抽出された成分で、医学や美容の分野で効果が期待され
ていることで最近話題になっているようです。大麻と聞くと麻薬のイメージが強いです
が、CBD成分は合法なので決して怪しいものではないということがわかりました。これ
からも怪しいというイメージを払拭するのに時間はかかりそうですが、CBDの利点を生
かしていければ、私たちも恩恵に授かることもありうるかもしれませんね。